ディサービスセンター陶芸教室、今回の目玉作品はこれです。
iemonさんは男気のある記憶力抜群の80代男性です。
ひ孫さんのために鯉を持ち上げるひ孫の像を作ると気合い入れてます。

お孫さんの結婚祝いに扇形のお皿、
ひ孫さんのお食い初めにはめでたい鯛の絵入りの3点セット、
子どもの日には立派な金の角のついた兜を制作されました。
こんな風にこれが作りたい!という老人の方は珍しく、私の方も気合が入ります。
兜があまりにもかっこよくできたので、お父ちゃんに立派な箱を作ってもらい、
めんどくさがりの私が兜の下に敷く紫色の座布団を縫ってあげたのでした。
そんなわけなので、iemonさんとは友情のような絆ができているのです。
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「ひ孫の写真持ってきて顔作ってやらなあかん。」
今回もすごい大作が出来そうな予感。

iemonさんは若い時は葉巻をくわえてボルボに乗っていたそうです。
「滋賀の山は隅々まで知ってる。」と豪語します。
測量の仕事をしていたようです。
職場で出会った奥さんに一目惚れ。べっぴんさんやったらしいです。
「結婚するまで歳知らんかったんや。騙された。えらい年上やったんやー。」
「滅多に会いに行ってやれへんから、おばあ、怒っとるやろなー。
おばあはボケてしもて入院してるんや。」
「そうですかー、、、。」他に返す言葉が見つかりませんでした。

iemonさんとは政治の話もよくします。
「これ読んだか?」と新聞を渡されます。
集団的自衛権の行使についての記事。
原発の再稼働に関する記事。

「そんな悪いようにはせんて。何も戦争したいわけやないやろ。」
「いやー、危ない感じするんですけど。」
「原発はそらない方がいいやろ。そやけど経済はどうする?」
「経済よりいのちを大事にする世の中がいいんです。」
いつも平行線の議論です。
「は~、疲れた。昼寝せなあかん。」
「また勉強しときますー。」

デイサービスセンターではいろんな方といろんなひと時を過ごしています。