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私の長男は今でこそ、なかなかナイスな15歳ですが、
赤ちゃんの時から小学校に入るまではほんとに手を焼きました。
おこりんぼで泣き虫でかんしゃく持ちで、お友達のおもちゃはすぐに取り上げ、
噛むわ、叩くわ、そのくせ、怖がりで、ひとり遊びができない、
ベビーカーに乗せたら泣きわめき、ずっと抱っこでおっぱい。
なんともやりにくい子でした。
2人で過ごすことに「もう無理!限界!」と少し罪悪感を感じながら、
3歳になってすぐに保育園に入れたのですが、
朝、置いていくときに泣き叫ぶ我が子を見て、私も泣きながら帰ったり、
朝、柱にしがみつく息子を無理矢理引き離して連れて行ったり、
とにかく朝、保育園に連れていくのが大変で、
そんなこんなでほとほと疲れてしまい、結局最後は保育園やめて
家で過ごしました。

ザリガニ取りに行ったり、むかごを収穫しに散歩したり、落ち葉を集めて焼き芋したり、
のこぎりで木を切って何か作ったり、おやつ作ったり、なんとか私も楽しめるようなこと
しながら過ごしました。今思うと、田舎ならではのいい時を過ごしたなーと思いますが、
とにかく、手がかかる密着度ナンバーワンの長男でした。


多分、私自身の未熟さと持って生まれた長男の気質とがあいまって、
しんどいしんどい子育て期間でした。
そりゃあ、今思えば、不安症で神経質で完璧主義で理想主義、
それに加えて、インナーチャイルドが大暴れしてきて、
「抱っこー!」と泣かれると腹が立って、
わがまま言われるとムカっときて、
自分の時間がない、必死でおしめ洗って、
ご飯作って、まるで奴隷のような気分で。
アトピーの世話も必死で、食物制限も必死で、、、。
「私の愛情が足りないからこんなにやりにくい子なんやわ」と自分を責め、
きっと恐い顔ばかりしてたんでしょう。
あるとき、「おかあちゃんは僕のこときらいなんやろ。」
と言われ、茫然としたことを覚えています。

今、あの頃の長男に会いたいなーと思います。
今ならあのやんちゃを楽しめるかもしれません。
毎日、大好きやでーと言ってあげられるかもしれません。
子育ては修行と言ったのはホメオパスの寅子先生。
あー、そうやったんやー、未熟なまま親になる人は
子どもに成長させてもらうしかない、となんだか涙が出ました。
私のなかの未熟さ、傷ついたままの感情、
インナーチャイルドのかたまりに気づかせてくれたのは長男でした。
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そんなこんなで小学校時代に突入。
なぜか小学校は機嫌よく通い始めました。
そのころ、友人家族「はるや」の子供たちはホームスクーリングを始めていて、
学校行かない選択をし、ホームスクーリングの素晴らしさを見聞きしていたので
「学校なんかに行かせてうちの子の可能性の芽が潰されたら、、、。」
とか「言われたことしかできひん子になるかも、、、、。」とか
ネガティブな感じで学校を捉えていました。
でも、ホームスクーリングでやっていく力量はないし、
何より子どもは機嫌よく通っているので
流れに身をまかせ、もし、子どもが学校いやになったら
ホームスクーリングでがんばろう、ぐらいに思っていたのですが
そんな日は来ませんでした。

学校教育に関しては今でも不満に思うことあります。
本当の意味での子どもの学びにはもっとすばらしい方法があることはまちがい
ないと思います。フリースクールやホームスクーリングで模索していることは
きっと、子どもの教育の最先端やと思います。
これからの時代、いろんな選択ができるようになったらいいなーと思ってます。
どんどん力量のある人たちには道を切り拓いてもらいたいです。
自分の意思をしっかり持った子どもたちはどんどん新しい道を行ってもらいたいと
思っています。そんなパイオニアの方たちのおかげで選択肢が広がり、
気楽な気持ちになれることはありがたいことです。
ほんとうに子どもを大事にし、一人ひとりが尊重される世の中になることを
願いつつ、、、。
私のようなインナーチャイルド満載の母親の「あれ?けっこう学校もいいやん。」
という話もちょこっと面白いかも?と、書いています。

とにかく子育てに必死で、理想的な教育を求め、しんどくなりがちな私でしたが、
うちの子どもたちはそんな私の理想や考え方や好き嫌いや人に対する偏見や
いろんな私の枠を打ち砕いてくれたように思います。
学校のすばらしさも教えてくれました。

長男が6年生の時の担任は熱血先生で「苦手なことでも、今、目の前のことを
一生懸命にやるんや!」というのが口癖でした。長男は耳にタコができてました。
その先生がロープジャンプ(大縄跳び)の大会に出るんや、
と無理矢理、来る日も来る日も練習させられ、
なんと全国大会で勝ち抜き、東京のNHKスタジオで決勝戦に出ることになり、
親兄弟も一緒に新幹線に乗って、まるでおのぼりさん。
スタジオ収録の決勝戦を応援しました。
揃いのTシャツは「ALL FОR ONE」 クサすぎるーと思いました。
でも、スタジオで子どもたちが一生懸命に跳ぶ姿を見て、胸が熱くなり
涙が頬をつたいました。
なんやー、私も熱血好きやん、、、。

そんなことの繰り返しで学校行事で何度涙を流したことか、、、。
音楽会では子どもたちの歌声聞くだけで泣けてきて、
卒業式では嗚咽して、、。
あんなに敬遠していていたスポーツ少年団のサッカー観戦が
今ではやみつきに。
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そして、昔は苦手やなーと思っていたママ友たち、ちょっとちがうわ、と思っていた人たちとも
今では大の仲良しになっています。
一緒に子どもの成長を見守り、感動をともにしてきたからこその友情です。
不思議なもんです。あんなに疎外感を感じていたのに。
田舎の学校ならではの話かもしれませんが、
子どもたちのおかげで私は自分の枠が広がった気がしています。

何かで見たか、聞いたか、「子どもが健やかに成長するためには周りに30人の大人がいるといい。」
という言葉が心に残っています。

今、長男は15歳になりました。
友達が好きで、サッカーが好きで、学校が好きで、釣りが好きで、先生も好きで
好きなことがいっぱいの学校生活を送っています。
自分の人生楽しんでます。
恋愛はまだのようです。(遅くていいよー)
これからの人生もきっと楽しくやっていくでしょう。
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化粧が濃くて香水臭くていやだった保育園の先生、
添加物いっぱいのお菓子で息子をつってくれた園長先生、
近寄り難かったスポーツ少年団の監督、ママさんたち、
今、息子に関わってくれたいろんな人たちに感謝の気持ちです。

もちろん、私の周りの切っても切れないような不思議な縁を感じる大切な友人たち、
その子どもたちと過ごした「こどもの時間」は今では夢のようなすばらしい時間でした。

理想の子ども像(青木悦さんの言葉です)を作って、理想の教育をしたい、
いい子育てをしたい、いい母親でありたい、こうでなければ!と、
今思えばマルかバツになりがちな私でしたが、
今は「なるようになる」といいかげんになって、
ずいぶんお気楽になりました。
親バカになりました。


自分1人で育ててきたんじゃないなー、
いろんな人に迷惑かけて、世話かけて、
みんなに育ててもらってきたなーとしみじみ思います。
「あのもっちゃんがな~、、、、。」と思ってくれてる方たちに感謝!

みんなで子育て、それが一番のように思います。
しんどい時はヘルプ!ってことで。

今後ともよろしくお願いします!