妹に赤ちゃんが生まれたので、家族でさっそく見に行きました。
新生児にはなんとも言えない魅力があります。
さっきまでおなかの中にいた不思議。
ナースセンターに連れてきてもらった赤ちゃんを
ガラス越しに背伸びしながら見つめました。
「か、かわいい、、、。」みんな赤ちゃんに釘付けです。
妹も元気に病室から出てきました。
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今回は、おしるしが来て、先に破水して、
チョロチョロと羊水が出てきても陣痛が始まらず、
48時間待っても陣痛来なかったら、帝王切開になるとのことで、
タイムリミットを切られて、「まだ来ない~。」という焦りのメール。

前回が帝王切開だったので、陣痛促進剤は使えないとのこと。
子宮が促進剤の衝撃に耐えられないかもしれないと。
子宮が破裂したらあかんからと。

ひぇ~。やっぱりそんなに激しい陣痛を起こすんやなー。促進剤は。

「まあ、リラックスするのが一番やでー。Caul.どんどん飲んで。」とメールして寝て、
朝、もう陣痛来たかな、と起きてすぐにケータイを見たら、
「産まれたよ。死ぬかと思った。」というメールが!
なんと朝の4時に産まれていました。
夜中にさっさと産んでました。
超安産やん!

下から産めたんやー。よかったなー。
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今回の病院は筋腫のことは全然問題にせず、
切った部分の子宮の筋肉も頑丈に戻っているから
下から産めるみたい、と喜んで、
しかも、バースプランまで書かせてもらえて、
産むときのこと、体勢、へその緒を切るタイミング、産むときの音楽、
いろいろと考えて書いたらしいです。
「やっぱりセカオワはやめとこかな。」とかいろいろと
イメージをふくらませてはりました。
最近は病院も進んできたなー、さすが医大やなー、
と感心していたのですが、、、、。

「会陰切開の傷が痛くてなー、、、。」が第一声。
「一応、会陰切開しないでくださいって書いてんけどなー、
怖そうな先生で、前回、帝王切開しといて、切らんといてくださいって、
それはないわって言われて、こっちは痛くて痛くてそれどころちゃうし、
じゃあもう何でもしてくださいって分娩台に上がったら、
先生がメス持って待ちかまえてんねん!」
妹はその先生の真似して、両手をあげてまちかまえてるポーズをします。
「こ、こわ~!」
「いやー、そのときは必死でな~。」
もう笑うしかない!
無事産まれたんやし。
二人で思いっきり笑いながら病院でのお産ばなし。

「バースプラン、何にも役に立たなかったわー。
なにひとつ、かなえてもらえへんかったでー。」
音楽はかけてもらえへんし、へその緒も早々に切られたし。」

なるほどー。
理想はいいんやけど、現場がついていけてないのやなー。
先生!ちょっとぐらい希望を叶えてやってや!と思いますが、
一度、帝王切開で腹を切った妹は強いもんです。

現実をちゃーんと受け止めて、笑いに変える力を蓄えてる。

「お産ってこんなに大変なもんやってんなー。
痛みの最中にスピカとあんたのこと思い出したわー。
よく1人で産んだなー。」と褒めてもらいました。

いやいや、あんたこそ、その笑いの精神はたいしたもんや。

「いい経験したわー。あのぶるんっとした感じ。
なんとも言えへんなー。」

今、おなかの中にいた赤ちゃんと会えて、幸せたっぷりの妹です。

おめでとう!立派な母やな!
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