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「ピザ屋やるから予約して食べに来て。」
KU童さんから秋にお誘いを受けてからずいぶん経ちました。
「そうやそうや。ピザ食べに行こう。」

KU童さんは信楽在住、焼き物屋さんでオカリナの先生。
遊びの達人。「バッカみたいに遊んでばっかりでよ~、、、。」
青森出身のKU童さんとはもう20年のおつきあい。
思えばいろいろと遊びを教えてもらったなー。

本格的野外ライブに駆り出され、野外料理もしたし、
暮れの餅つきもKU童さんのおうちへ集まってわいわいやってたなー。
子どもらがまだヨチヨチの頃におんぶしながら手返ししてたっけ。

ジャズが大好きなKU童さんのおうちには大きなステレオがあって、
レコード盤をかけて、「やっぱりスイングがいいな~。フリージャズはちよっとなー。」
音楽談義が止まらない。
急にオカリナの魅力の虜になって、自分でオカリナを作り、みんなに配り、
なぜか、うちのお父ちゃんも練習させられ、
クリスマス会に出演したこともあったなー。

「吹けるようになったでー。」と
電話でオカリナを聴かされたこともありました。

リズム感が乏しくて、拍がとれないKU童さんですが
いつのまにかオカリナ先生業が板について、あちこちから引っ張りだこです。
おうちにお邪魔すると、いつもどこかが変わっていて、改修、改築されています。
いろんな工夫があちこちに。
「まめやなー。KU童さん。」どれだけ感心させられたことか。
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あまりにも大きいのを作りすぎて、しばらくほったらかしになっていた窯が
何年か前にようやく完成し、ピザが焼かれるようになりました。
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こだわりのKu童さんの指導を受けながら、お手伝い。
特製ピザソース!「セロリは入れんとあかんでー。」
ぎゅっと凝縮されたおいしさ!
玉ねぎを下に敷かないと注意されます。
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こんなリッチなピザ、食べたことない!
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えびとほたてといか!
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次から次へと焼いて、堪能しました。
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最後は森のお宿「いろりーな」の鬼の料理人(KU童さん曰く)
のゆず入りロールケーキをいただき、大満足でした。
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ガンになっても、脳梗塞で左側が不自由になっても、
わくわく感を忘れないKu童さん。
生コン練って、新たなスペース作りまで始めて、、、。

「ニーチェの意訳の本があってなー。いいこと書いてたわ~。
自分で決めたことはすべてオッケー。
俺も自分で決める度に、よし!よし!と思ってよー。
元気出してよー。まだまだいけるでー。
腫瘍マーカーがピンっと上がったときにはもうあかんと
思ったけどよー。焼き物もまだ作りたいものあるしなー。」

思うようにならない左手で、せっかちのKu童さん、忍耐力鍛えてます。
やりたいことを諦めません。

すごいなー。感心するばかりです。