空手の昇級試験会場。
緊張感が溢れています。

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九州本部から来られた大先生たちが腕を組んで、じっと見つめるなか、
小さな子どもからおとなまで、門下生たちが次から次へと
「型」を披露します。
「二十七の型」「先進後退」「四方杯」「ロウハイ小」
背筋を伸ばして「押忍(オス)!」「オッス!」「オス!」
気合が入ってます。

信楽道場はいつも和やか、それぞれの子どものペースに合わせた
あたたかい雰囲気でお稽古してくれています。
おかげで道場は大人気。
今や、小さな子たちがいっぱいの楽しい道場です。
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「稽古は自分との勝負。稽古をいい加減にしていたら、
勝負に負けてることになる。」
「考えて型をやっているか?考えることが大事。」
「気合を入れたら、体がゆるむ。」
大先生、師範の方がたのアドバイスに「ほ~!」「へ~!」と
感心しながら、見ている私も背筋が伸びました。
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気合のみなぎる技に成長を感じます。

武道は「心・技・体」を鍛えるもの。
師範たちの鍛錬を積んだ体の動きを目の当りにすると
人ってすごいなーと感動します。
最後に、本部道場の師範が合同稽古をしてくれました。
手足が短くてずんぐりむっくりな印象のこの先生の
体の動きに思わず見とれてしまいました。
なんというかっこよさ!
体の柔らかさ、素早い動き、跳躍力、ぶれない重心、
静かにみなぎる気。
武道の魅力を感じました。

帰り道、無事に昇級した娘に「空手って奥が深いなー。」
「そうやでー。ほんまに奥が深いわー。
空手がめっちゃくちゃ好きっていうほどでもないけど、
行きたいって思うくらいの好きかな、、。」

これまでの私の人生が行き当たりばったりで
修行とか鍛錬とか努力とかと無縁だっただけに
武道の世界、ほんとに新鮮です。