先日の三井寺のオーガニック&つながるマーケット、
久しぶりの晴天で賑わいました。
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この日は「野外寺子屋」で三井寺執事長、福家さんのお話しの日。
真ん中の娘の空手の大会と重なっていました。
「お話し終わったらすぐに帰って見に行くわ。」と言うと、
家族に「娘と福家さんとどっちが、、、、。」と非難の目で見られましたが、
気になるので、福家さんのお話し聞きに行きました。
空手はまた見れるやん、、、。ごめん、、、。

まずはナナイロつーしんさんが福家さんの紹介。
「福家さんのお話しを以前からお聞きしたいと思っていましたが、
今日やっと、満を辞して、実現しました!」と熱く紹介。

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始まりました。
まずは三井寺の周りに鹿、いのししが堂々と出てくるようになったという話から。
昔では考えられない状況になっているのはヒノキの植林の影響だろうと。
出てくる動物が悪いのではない。
何も考えずに植林をしてしまったこっちが悪い。
今、なんとか手を打たないとどうしようもなくなるから、
自分の生きてる間に成果を見ることはないだろうが、
元の植生に戻すよう三井寺の山の山林再生に取りかかっている。

人に役立つヒノキ、杉を植林して、
その他の木は「雑木」といっしょくたに呼んで
ないがしろにしてきた。
植林された山は暗く、生き物が住みにくい。
山が荒れたら川も枯れる。
琵琶湖を守るためには山を守る必要がある。
三井寺の山林を強制収用されたときに
負けを覚悟で行政訴訟を起こした。
その時に使った言葉「三井寺の山は神仏の住む曼荼羅である」
は一般的に理解されなかった。
反省から、山の再生のために、わかりやすい言葉を模索。
湖西道路ができてから、川が何本かなくなった。
山の重要性を思い知る。

今の時代は効率性、合理性が一番。
森林再生の方法にしても、マニュアル化されてる。
それぞれの山の特性を無視したやり方。

合理性、効率性からはみ出ているものの大切さ。

グローバルより地域性。
場所の持つ力。
裏山がある風景の大切さ。
なくなってしまってからでは遅い。

日本人の持つ自然観、水墨画に表れている。
自然の中に小さく描かれている人間。
実験室の中の自然ではない。

言葉の不思議。
存在からの語りかけがあり、
それに感応するが故に言葉になる。

存在からの語りかけに気づく心を持ちたい。

想定外という言葉こそ、人間のおごり。
原発再稼働は経済優先。
グローバルに生きる一部の経済人は
日本がどうなってもいいと思っている。
我々は日本にしがみついて生きていくしかない。

学問にしても、この職業につくためにはこの大学、
この勉強、このコース。
画一的、合理的、ビジネスモデル、効率的な方法が強く求められる時代。
生きること、学問、本来大切にするべきものは
そんな方法から抜け落ちた部分、はみ出た部分ではないか、、、。

そんな感じのお話しだったと思います。
けっこう難しいお話しだったので、
聞く人によって、ちがう受け止め方をしたのではないかと思います。

時折、俳句や文学を引用して、風流に語ってくださいました。

何かを主張する、意見を言う、という感じのおはなしではなく、
ご自分の感じておられる違和感や希望、のようなものを
伝えようとしてくださったお話しでした。

死ぬまではなんとかやれることはやっていきたい、と
今を憂いながらも、思い切った三井寺の山の再生への取り組み、
行政訴訟、琵琶湖トラスト、など行動をされていて、すごいです。
大津の町への思いも感じました。
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「オーガニック&つながるマーケット」。
合理性、ビジネスモデルとは程遠い、
てんやわんやでなんとかやってるこのマーケット。

福家さんは温かく見守ってくれてはるんやなーと安心しました。
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お話が終わって、急いで空手大会へ車を飛ばしましたが、
娘の出番は終わってました、、。
音響スタッフTちゃんの「ロンリーハーツオーガニックバンド」
最後のライブも見ずに帰ったのにー、、。残念、、。

秋もいろいろと忙しいです。