デイサービスセンター陶芸教室のお仕事の日。
今日は何しよかなー、と到着すると、
作品展が開催されていました。
職員の方たちが利用者さんに喜んでもらいたいと企画し、
作品を募集して、展示してくれました。
今までに陶芸教室で作った干支、こいのぼり、お雛様など。
根っからの「美の探究者」90代、T原さんの絵も飾られています。
「こんなの描いたかなー。でも名前があるから僕の作品かなー。
うれしいですねー。飾ってもらえると。
いつ描いたのか忘れたけど。きっと若いころの作品でしょ。」
まだまだ膨大な作品があるそうです。
そして、90代女性、トキさんの「モラ」の作品。
トキさんの新たな魅力発見。こんな素晴らしいもの、作ってはったんやー。
「90の手習いではあかん。」「こんなんしかできん。」
と言いながら、いつも、見えにくい目で、力のない手で、粘土を一生懸命触って、
何かを作り出してくれるトキさん。
90歳まで田舎で独居老人だったそうです。
「こんな時代もありました。」と、
老人クラブのモラ作り風景の写真の中に少し若いトキさんを見つけました。
「うまいこといかん。」
「こんなんではあかん。」
完璧主義の男性Yさんの趣味は写真。
美しい風景、花の一瞬がYさんのカメラで捉えられています。
「美の探究者」T原さんの書の作品。「持味を生かせ」
デイサービスデンターに常時飾られているこの書に
いつも勇気づけられています。
この日は来年の干支づくりをしました。
80代、90代のおばあさんたちが作った「申」
持味を十分生かしてます。