のらちん工房 

半農半X‥できることからぼちぼちと、夫婦ふたりでやっている工房です。木製サッシを作ったり、無農薬のお米を育てたり、焼き物を作っています。「ホメオパシーセンター滋賀信楽」も併設しています。日々のことなどつづります。

<木製サッシ>
国産杉使用の二重窓(ペアガラス)のサッシです
あたたかみのある手触りの窓です
引きちがい窓、滑り出し窓、網戸など作ります
新築、改装の際はご相談ください

<無農薬のお米>
高地である信楽の山々の美しい水と愛情をいっぱいこめて
安心で美味しいお米づくりをめざしています

<陶器>
ずいぶん前からぼちぼちと夫婦の共同作業です
引き出物など承ります

<ホメオパシー療法>
「ホメオパシーセンター滋賀信楽」を併設しています
ホメオパシーとは、世界で広く使われている代替療法です
「同種療法」で自己治癒力のアップをお手伝いします
JPHMA(日本ホメオパシー医学協会)認定ホメオパス 村木奈々子

<<<お問い合わせ>>>
滋賀県甲賀市信楽町小川376
村木幹也 村木奈々子
nana.m@nike.eonet.ne.jp
TEL 090-3820-2817
090-1140-8534 (木製サッシ)

2016年01月

昨日のデイサービスセンター陶芸教室。
思いがけず、すてきなお話が聞けました。
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お風呂から上がってきたS田さん。
「今日は陶芸の日やな。」
と酸素ボンベを引きながら、机に向かいます。

「ところで村木さん。あれ、なんちゅうとこやな?あんたとこから
近い、温泉あるとこ。そうそう、多羅尾や。
そこにね。あれ、なんちゅう名前や?仏さんの木。
そうそう、あまちゃやな。それが生えてるらしいんや。
私はねー、ほれ、もう車乗れへんやろ?そこへ行けないんや。」
と切り出します。

そう言われたらこう答えるしかありません。
「ほんなら、また温泉行くときにでも、見てきましょか?」

「そうか?お願いできる?あまちゃの木を庭に植えたいと思ってね。
 引っこ抜いて来てくれるか?」

「ほんならいっぺん見てきますわ。」

男性陣は会話を聞きながら、それぞれの作陶を続けます。
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初めてS田さんを見かけたとき、どこかで見たお顔やなと思ったら、
写真で見ていた方でした。

ずいぶん前にこのデイサービスセンターの利用者さんたちの
「生前の遺影撮影会」というおもしろい企画があって、
私もファンの写真家、大西暢夫さんという方が来られて、
みなさんの遺影写真を撮影し、その写真が奥の部屋に今も飾られています。

今やそこにずらーっと並んでいる写真の3分の2の方が他界されています。
みなさん、ピシッと正装して、ほんとにいい表情で写っています。
さすが大西さんやなー。いい写真やなー。

その中に1枚だけご夫婦で写っている写真があります。
それがS田さんご夫妻です。
椅子に座る奥さんの肩にやさしく手を添えているS田さん。
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この写真を初めて見たとき、心を打たれました。
S田さんの奥さんのN子さんは私がそれまで出会ったことのない、
重症の認知症の方でした。

10年ほど前、陶芸教室を始めた頃に、対応型の部屋にいたN子さん。
対応型の部屋で過ごすN子さんはずーっとウロウロ動き回って、
意思疎通はできず、目は合わない、粘土を触ってもらっても
すぐに口に入れてしまう、という方でした。

職員の方から、N子さんは昔はすごくいい奥さんで器用な方でいろいろと
手作りも得意だったらしいと聞きました。
N子さんの手先がいつも動いて、紙を折ったり、
畳んだりする動作を見るにつけ、なるほどーと思いました。

そのN子さんを包み込むような穏やかなやさしい顔で
肩に手を添えているS田さんの姿。
「どんな方なんやろなー、、、。」と思っていたら、
最近、ご本人も利用者さんになられて、お会いすることができました。

「家内が作ったコップ、ここに持ってきて使ってますよ。」

意思のないN子さんになんとか粘土を触ってもらって、
それを形にしたN子さんの作品たち。
町内の文化祭にも出展していたそうです。

お昼になり、他の方が出て行かれたあと、
なんとなくS田さんと2人でおしゃべりが続きます。

「家内の陶芸の作品が棚に飾ったまま、ようけあるんやけどどうしよう?」
「展覧会したらどうですか?」
「村木さん、見に来てくれるか?」
「ここで展覧会しましょうよ。」

思い切って、N子さんのこと、聞いてみました。

「N子さんが亡くなられて何年になるんですか?」
「去年、2回忌をしたから、今年の9月に3回忌になるんかな。」

「N子さん、ここをやめはってからは入院されてたんですか?」
「そうやね。手術して、胃瘻になってから、1年半くらいは信楽の病院に入院してたね。
他のとこでは外されてしまうところやったけれど、
息の続く限りは続けてほしいとお願いしてね。
信楽まで僕も通ってたよ。
全部で15年やね。家内の面倒見てたのは。」

「大変でしたねー。よくそこまでされましたねー。」
「そうやね。普通はなかなかできないね。」

「N子さん、幸せでしたね。」
「うーん。他の方法もあったかもしれないけどね。」

「なんでS田さんはそこまでできたんですか?」
どんな答えが返ってくるのか、少しドキドキしながら聞きました。

少し考えてから、

「家内が好きやったからやろね。」と。

ジーン、、、。

年を重ねて、皺が刻まれ、ほくろだらけで、たるんだ皮膚の、
鼻に管を通したお年寄りが何のてらいもなく、
やさしい目をして、妻への想いを語る、、、。


思わず胸が熱くなって、涙ぐむ私に、
「5月頃に紫陽花によく似たあまちゃの花が咲くから、見分けられるはずや。
 頼みますわ。」と、
お昼ごはんを食べに部屋を後にされました。

お弁当食べながら、S田さんのおはなしをしばらく噛みしめました。














釣りバカの息子。
将来の夢は釣りのプロだと堂々と宣言している。
行けるところまで行ってもらおう。

だから、釣りに行くことも夢への投資と思い、グッと我慢して
送り出しています。

しょっちゅう届くアマゾンの荷物。
ながーくて、細長い箱。
小さな箱。
ネットで釣り道具を仕入れる時代。
「また来た。もう!どれだけ買うねん!」

釣果は毎回、厳しいものがありますが、先日の今年の初釣りは大漁。
それもそのはず、船に乗っての大物狙い。
いつもは電話などかけてこないお父ちゃんが
「今から帰ります。大漁や!今晩は宴会や。」と
少し興奮気味。
ほんならとりあえず、食べにきてもらおか、と
ブリ食べに来てー、と近所の友人に声をかけて待っていました。

じゃーん。こんなブリやら、スズキやら。
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ブリの刺身。
ブリしゃぶ。
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息子に「今回はなんで釣れたん?」と聞くと、
「今回はなー。自分のやり方を信じて、貫いてん。
迷いがあったらあれこれやってしまうけど、今回に向けて
ジギングの動画、すべて見尽くして確信したし。」と。

でっかいブリを釣るために、鉄アレイで筋トレしている姿を見て
笑ってごめん。
本気モードやったんやな、、、。

しばらく魚尽くしです。
お犬さんたちもブリ雑炊、喜んでました。
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昨日はどんど。
正月が終わったら、子ども会でどんどをします。
しめ縄や門松を集めて、竹とコワと一緒に焼くのです。
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朝からお父さんもお母さんも子どもらも総出で準備します。
子どもたちも小さなどんどを作ります。
準備ができたらいったん家に帰り、夕方の点火まで待ちます。
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その間に女子のどんどの念入りな飾り付けをしに、タロウとやってきました。
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子どもは子どもで小さなどんどを作るのも毎年の習わしです。
女の子のどんど。
おしゃれです。


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夕方にみんな、わらわらと集まってきて、点火を待ちます。
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17時になりました。
お酒を振り掛けて、火を点けます。
みんなで一気に燃え上がってくる炎を見つめます。
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爆竹の音を響かせながら、どんどん燃えます。
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だんだん暗くなって、炎が映えます。
書初めを竹の先につけて、炎のてっぺんに近づけます。
焼けながら高く舞ったらいい年になるとか。
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だんだんと火が落ちて、炭になります。
この炭で餅を焼いて食べたら、1年間元気で過ごせる、ということで、
お待ちかねの時間です。
みんな家族ごとに田んぼに穴掘って、スコップで炭を運び入れて
網を載せて、餅や、ウィンナーや焼き鳥などを焼いて食べるのです。
子どもたちにはカップラーメンが配られて、大喜びです。

暗い田んぼの中で、
みんな何を焼いてるんかなーとチラチラ見ながら、
大きな火のまわりで、
あちこちで小さな火を囲みます。

食べ終わったころには、寒さは一段と増してきて、
大人は自然に火のまわりに集まります。

子どもたちは泥の中を走りまわります。

火も小さくなってきて、そろそろ帰ろうかー、という頃には
子どもたちの「だるまさんが転んだ」が佳境に入っていて、
親は仕方なく、火の周りでおしゃべりを続けるのです。

毎年、「だるまさんが転んだ」を女の子も男の子も中学生も小さな子も
入り混じって楽しむ風景を見ると、
田舎の伝統行事、なかなかいいもんやな~と思うのです。










清々しい元旦、近くの山に初散歩しました。
子どもたちが1匹ずつ犬を連れて。
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木立からお日様の光が差し込みます。
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下には信楽の町が広がっています。
「気持ちいいとこやなー。こんな近くにいいとこあったんやなー。」
毎日、途中までは犬の散歩で登っていますが、頂上まで歩いて登ったのは初めてです。
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小川城跡。
どんなお城やったんやろ。ここらあたりは城下町だったのかも。
遠い昔に思いを馳せて、、、。
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目的は年賀状の写真撮影です。
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毎年、元旦に写真を撮って、大急ぎで印刷して、
お正月中に年賀状を出すという、恒例行事です。

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たまには全員写真にしよか、と、初めて三脚で家族ジドリ。
そんなにギュッとならんでもいいんちゃう?
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もうちょっと景色も入れようよ。
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大草原の小さな家のエンディングの感じで。
いろいろと注文つけて、犬のおやつも駆使して、家族写真撮りましたが、
結局年賀状になったのは、この写真。
子どもたちのところだけで、お父ちゃんは削られました。
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今年もよろしくお願いします。

元旦朝にとりあえず、30日にみんなで搗いたおもちを餅の師匠K-童さんに届けに行ったら、
「今日、餅つくで~!」
と、もち米を蒸している最中でした。
なんと!やっぱり、搗かずにはいられないようで、元旦餅つきを1人で決行中。
そこで、家族みんなで応援に駆けつけることに。
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「やっぱり小突きが大変や。」
そりゃ、以前のようにはいかへんやろ。左側が動きにくいんやから。
これだけ準備したのがすごいわ。根性や。

息子に小突きの技を伝授中。
餅の師匠は厳しいよー。
「もっと捻って!」
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元旦餅つき大会。
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「なかなかいいで~!」
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K‐童さんの手返しの技。手返ししながらコツのうんちくを忘れません。
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長男をおんぶしながら搗いたこともありました。
今や、末娘が、、。しみじみ。
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搗きたてのおもち。
たった一升だけ、一臼かぎりのK-童さんのおもち、一味違いました。
弾力がちがう。モチモチ感がすばらしい。
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さすがやね。
私ら、最近は適当にやってるから、もう1回ちゃんと伝授してもらわな。
旧正月にご指導をお願いして、
高校サッカー見るために急いで家に帰りました。

元旦。
年のはじめに山登って、餅ついて、元気な感じで始まりました。
いい感じです。









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