のらちん工房 

半農半X‥できることからぼちぼちと、夫婦ふたりでやっている工房です。木製サッシを作ったり、無農薬のお米を育てたり、焼き物を作っています。「ホメオパシーセンター滋賀信楽」も併設しています。日々のことなどつづります。

<木製サッシ>
国産杉使用の二重窓(ペアガラス)のサッシです
あたたかみのある手触りの窓です
引きちがい窓、滑り出し窓、網戸など作ります
新築、改装の際はご相談ください

<無農薬のお米>
高地である信楽の山々の美しい水と愛情をいっぱいこめて
安心で美味しいお米づくりをめざしています

<陶器>
ずいぶん前からぼちぼちと夫婦の共同作業です
引き出物など承ります

<ホメオパシー療法>
「ホメオパシーセンター滋賀信楽」を併設しています
ホメオパシーとは、世界で広く使われている代替療法です
「同種療法」で自己治癒力のアップをお手伝いします
JPHMA(日本ホメオパシー医学協会)認定ホメオパス 村木奈々子

<<<お問い合わせ>>>
滋賀県甲賀市信楽町小川376
村木幹也 村木奈々子
nana.m@nike.eonet.ne.jp
TEL 090-3820-2817
090-1140-8534 (木製サッシ)

2016年02月

昨日も今日も杉材を切ったり削ったり、
製材所のようなのらちん工房です。
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それぞれの窓枠のサイズに切り揃えた杉材。
黒ずんで毛羽立った杉材の表面を機械で削ります。
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機械でカンナをかけられ、出てくる杉の木目の美しいこと!
磨かれて輝くダイヤモンドみたいやんかー。
木の粉にまみれながら感動、、、。

ひとつとして同じ木目はない。
微妙に変化している色合い。
赤みが多い木は少し重い。

この杉も生き物やったんやなー。
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ピシッと仕上げられた杉材が並んでいます。
まだまだ細かい作業が続きます。
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毎朝、犬の散歩で山の杉を眺めながら歩いています。
植林されたヒョロヒョロの杉、立派に成長した杉、
どの木もまっすぐに伸びています。
まっすぐの木立から朝日が射しこむ景色がこれまた美しいのです。

杉の木で窓枠作って、端材はストーブの燃料になってくれて、、、。

そしてお父ちゃんはそろそろスギ花粉で鼻が詰まってきて、、、。

杉の木とこんなに縁があるなんて!
と思っている今日この頃です。









今日は友人たちががんばっている
「びっくりちゃっかり140万人しが県民集会プレイベント」に誘われましたが、
さきらには行かずに、家でお父ちゃんの手伝いをしました。
今、仕事が重なって納期が迫り、テンパってるお父ちゃん。
平成の家内制手工業なので手伝いせんとね!
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そして、今日は居残り組の3人で、仕事の合間に
車で3分のカレー屋さんにランチしに行きました。
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ここの店員さん、パキスタン人とネパール人のお兄さん。
昨年暮れのうちの餅つきに現れ、喜んで餅をついてくれたのでした。
「故郷で薪を割っていたから、こんなことは得意だ。」
と軽々と杵を振り下ろして安定した搗きを見せてくれたのでした。

それ以来、車1台も止まっていない店の前を通るたびに
「今日もお客さん来てないみたいやなー。こんな田舎ではなー、、、。」
となんとなく気になるお店です。

この前行ったのは息子の高校入試の日。
信楽高原鉄道で試験を済ませて帰ってきた、
おなかをすかせた息子と2人でお疲れさん会。
他にお客さんのいない店内で
ネパール人のお兄さんの故郷をスマホで見せてもらいながら
英語の単語でなんとかコミュニケーション。
「しがらきは故郷と同じで山がいっぱいだから好きだ。」
ネパールのおうちは明るい緑の山の中、家族の写真も見せてくれました。

「英語の勉強でわからないことがあったらいつでも来て!」
と息子に言ってくれる気のいいお兄さんたちです。

そして、今日もお父ちゃんの誕生日という特別な日なので
贅沢にもランチに行った次第です。
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3時の休憩に末娘とパパッと作ったココアケーキ。
「おいしいやん!」
と息子にちょっと驚かれました。
うん、なぜか、いつもよりいいのが焼けたわー。







今日はお雛さまの色つけで、
華やかなデイサービスセンター陶芸教室でした。
筆を持つみなさんは真剣で
部屋はシーンと静まりかえっていましたが。
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金色を塗って出来上がり。
めでたい雰囲気になりました。
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F井さんのお雛様。

「F井さんの子どものころはお雛さん、飾ってましたか?」

「そんなどころやないよ。うちは百姓やったから。
お母さんは私が子どものときに亡くなったしね。
私は背が低いでしょ。蓑かぶって田植えしてたら後ろに泥がついて
ずるずる~と重たくてねー。そんな思い出しかないんですよ。」

「あの頃はお医者さんもそんなあらへんでしょ。
若い人がお母さんの病気診に来て、おなかのここらあたりをちょっと切ってね、
そしたら、黄色い黄色い水が洗面器いっぱい出てきてね。
私は怖いから端のほうに座ってたんやけどね。」

「いたたー、いたたー、言うてねー。
今思ったら、かわいそうな人やったねー。」

いつもニコニコ笑って、丁寧な仕事をされるF井さん。
結婚後はきっと幸せに暮らしてこられたんでしょう。

「うちにはおじいさんがいつもじーっと座って、
文庫本読んで、好きなおやつ買いに行って、
気楽にしてはるよ。」

「おじいさんって、F井さんのだんなさん?」
と聞くと、
「それがあんた、
最近わたし、なんやわからんようになってきて、
この人は私の何やろ?と思うときあるんやけど、
今さら聞くのもあれやしねー。」と。

「そうですかー。私も最近、人の名前が出てこないんですよー。
大丈夫やろか。」

「忘れ問題」で意気投合?し、戦後の話も飛出して、話は尽きません。
上陸してきた米兵が怖かったこと。
パンパンと米兵が踊る姿を
親戚の旅館で目を丸くして見ていたこと。
何度も繰り返して話してくれました。
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N澤さんは男の子3人を育てた商売の人。
男の子はいっぱいいるから女の子だけでいいですね。
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それぞれのおひなさま。
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「今日持って帰ったらさっそく飾るわ!」
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季節を感じるめでたい飾り物。
みなさん、喜んで持って帰られました。
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今年の桃の節句には間に合いませんが、
本物志向のiemonさん、がんばってます。
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ひ孫さん、次は女の子だそうです。
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なかなかないですよー。これほどの力作は。
上出来!
出来上がりまでもう少し。
「次はいつや?」
「3月のいつか忘れましたー。」
「そうかー。」
杖を振って帰って行きました。







春が近づいてきました。

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真ん中の娘がカメラを持って外へ出ます。
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「ほら!空だけ撮った!」
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お犬さんはいつもいい被写体です。
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タロウはいつも優しいまなざしを向けてくれるなー。
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こんな木、うちにあったっけ?
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貫禄出てきたねー。スピカ。
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11歳の娘の撮った写真たち。
カメラを覗いてシャッターを押す瞬間、ひそかな喜びを感じているようです。









ここのところ、のらちん工房は大忙しです。
カピウソ工房のおうちも完成が近づいてきました。
木製ガラス窓も早く入れないと!
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久々に現場に行くと、こんなかっこいい建物に!
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なんと立派なおうち!
手前はギャラリースペースになるそうです。
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奥は居住空間。
ふたつの棟がうまく合体していておもしろい作りです。
そして、窓がいっぱいあります。
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「窓枠は緑色で」と注文が入りました。
さすが絵本作家さん。色のエキスパート。
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はいはい。塗らせていただきます!
お客さまのご希望に沿って、仕事します!
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家族総出です。
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エコワークスさんの建てるおうちは大きな掃出し窓が特徴です。
太陽の光がいっぱい入って明るくて暖かいおうち。
二重窓なので、断熱力抜群。冷気を感じません。

でも、重たい!

一番大きな窓は長男が学校から帰ってくるのを待って作業します。
いつのまにか、おかあちゃんより力持ちになってました。
負けないつもりが、うで相撲でもあっけなく負けてしまいました。
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「家内制手工業みたいやなー。」
「それ、社会の授業で習ったわ。
製糸工場とか、製鉄工場とかが始まったころやろ。」
「それっていつごろの話?」
「明治時代やったけー。」
「へー、、、。」

そして、昨日、今日と、
出来上がった木製サッシの搬入、取り付けに行きました。
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「腰入れてしっかり運べよ~。」と大工さん。
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お父ちゃんの緊張の瞬間です。
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うまくはまるかどうか、、、。
「ピッタシや。完璧や!」
安堵感が伝わってきます。
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「やっぱりいいもんやな~。木製サッシは。
これだけ大きいと値打ちあるなー。」
喜んでもらえてよかったなー。お父ちゃん。
いい仕事させてもらえてありがたいなー。
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次はロフトの小窓の取り付けです。
週末に息子が助っ人に駆り出される予定です。
のらちん工房、家内制手工業でなんとか乗り切っています。




















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