のらちん工房 

半農半X‥できることからぼちぼちと、夫婦ふたりでやっている工房です。木製サッシを作ったり、無農薬のお米を育てたり、焼き物を作っています。「ホメオパシーセンター滋賀信楽」も併設しています。日々のことなどつづります。

<木製サッシ>
国産杉使用の二重窓(ペアガラス)のサッシです
あたたかみのある手触りの窓です
引きちがい窓、滑り出し窓、網戸など作ります
新築、改装の際はご相談ください

<無農薬のお米>
高地である信楽の山々の美しい水と愛情をいっぱいこめて
安心で美味しいお米づくりをめざしています

<陶器>
ずいぶん前からぼちぼちと夫婦の共同作業です
引き出物など承ります

<ホメオパシー療法>
「ホメオパシーセンター滋賀信楽」を併設しています
ホメオパシーとは、世界で広く使われている代替療法です
「同種療法」で自己治癒力のアップをお手伝いします
JPHMA(日本ホメオパシー医学協会)認定ホメオパス 村木奈々子

<<<お問い合わせ>>>
滋賀県甲賀市信楽町小川376
村木幹也 村木奈々子
nana.m@nike.eonet.ne.jp
TEL 090-3820-2817
090-1140-8534 (木製サッシ)

2016年04月

学童のお仕事に行きはじめて1か月経ちました。
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「うーん、これは難しいかも、、、。」と思いつつ、でも
「背に腹は代えられんしなー。」と通ううちに、
子どもがめっちゃかわいくなってしまいました。

新しく1年生になった子たちが
ちょこっと膝の上に乗ってきます。
「うわー!たまらんなー。かわいすぎる~、、、。」

ついつい子どもらのすぐそばに寄って行って
もたれかけさせたり、膝に乗せたりしてしまい、
「あら!ナニナニ君。しっかり自分で座りなさい!」
と子どもが怒られてしまい、「す、すいません、、、。」
と謝っています。

どの子もみんなかわいい。
ちょっとえらそうな女の子もやんちゃな男の子も
それぞれ、みーんないい味出してます。
みんなちがう。
当たり前のことやけど、みんなちがっておもしろい。

自分の子どもとしたこともない鬼ごっこや人生ゲームや
ドッヂボールやトランプや、めいっぱい楽しんでます。
「鬼ごっこしてお金もらえてええなー。」とお父ちゃん。
よー言うわ。こっちの苦労も知らんと。

学童というところは決まり事があって、守らないといけないことがいっぱいで
ほんとに子どもは大変です。

私も感化されてきて、
うちの子があまりにもなんでもほったらかしにするので
「そんなん、学童では許されへんで!」
テレビばっかり見てたら、
「学童の子は先に宿題してるねんで!」とか言ってしまい
「ここは学童ちゃうわ!!」と逆ギレされたりしています。
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自分がハンカチ忘れてるのに、ハンカチチェックをせなあかんつらさ、、、。
春休みの弁当持ちの日、
お箸を忘れて、おにぎりを手でほおばり、
手にご飯粒いっぱいつけて、卵焼きも手でつまんで食べてると
横で子どもが注意されてます。
「ナニナニ君。もう大きくなったから、
お豆もお箸でつまんで食べようね。」
、、、、、。
卵焼きを1回で素早く口にほおりこみ、
喉が詰まりました、、、、。

そんなこんなでとても子どもに注意できる柄でもなく、
そもそも注意点がわからない。

うちの子どもらが小さいころ、みんなで自主保育をしていました。
勝手に遊ばせて、親はべらべらしゃべって、食べて、子どもはほったらかし。
野生児のような子どもたちを見てきて
その子らが立派に成長しているのを見てきました。

子どもって教育するものじゃないんやなー。
学びあうものなんやなー。
そんな気がしています。

うちの長男が幼児のころに教えてもらったアドラー心理学の子どもの育て方のノウハウ。
「正の注目、負の注目」
これも目からうろこでした。
「子どもの悪いところに注意を向けず、良いところに注目していく」
「問題には必ず動機がある」
などなど、実践できなくても、感覚的にこの考え方を
知っていただけでずいぶん救われていたような気がします。

そんなことで、いろいろとハテナ?と思ってしまいながらも
このお仕事、もうちょっと続けてみようかなーと思っています。






空手の昇級試験会場。
緊張感が溢れています。

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九州本部から来られた大先生たちが腕を組んで、じっと見つめるなか、
小さな子どもからおとなまで、門下生たちが次から次へと
「型」を披露します。
「二十七の型」「先進後退」「四方杯」「ロウハイ小」
背筋を伸ばして「押忍(オス)!」「オッス!」「オス!」
気合が入ってます。

信楽道場はいつも和やか、それぞれの子どものペースに合わせた
あたたかい雰囲気でお稽古してくれています。
おかげで道場は大人気。
今や、小さな子たちがいっぱいの楽しい道場です。
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「稽古は自分との勝負。稽古をいい加減にしていたら、
勝負に負けてることになる。」
「考えて型をやっているか?考えることが大事。」
「気合を入れたら、体がゆるむ。」
大先生、師範の方がたのアドバイスに「ほ~!」「へ~!」と
感心しながら、見ている私も背筋が伸びました。
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気合のみなぎる技に成長を感じます。

武道は「心・技・体」を鍛えるもの。
師範たちの鍛錬を積んだ体の動きを目の当りにすると
人ってすごいなーと感動します。
最後に、本部道場の師範が合同稽古をしてくれました。
手足が短くてずんぐりむっくりな印象のこの先生の
体の動きに思わず見とれてしまいました。
なんというかっこよさ!
体の柔らかさ、素早い動き、跳躍力、ぶれない重心、
静かにみなぎる気。
武道の魅力を感じました。

帰り道、無事に昇級した娘に「空手って奥が深いなー。」
「そうやでー。ほんまに奥が深いわー。
空手がめっちゃくちゃ好きっていうほどでもないけど、
行きたいって思うくらいの好きかな、、。」

これまでの私の人生が行き当たりばったりで
修行とか鍛錬とか努力とかと無縁だっただけに
武道の世界、ほんとに新鮮です。


お天気のいい休日、朝から散歩&よもぎ採りに。
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お日様の光の下で小さな花たちが輝いています。
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いっせいに咲き出した雑草の花たちの
なんとかわいらしいことよ!
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3匹を真ん中の娘に持ってもらって、畦のヨモギ採集を始めたら
「もうちょっと、もうちょっと」と止まらなくなりました。
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一心不乱にやわらかくておいしそうなヨモギを摘んで、
ふと顔を上げると娘が座りこんで泣いています。
「もう限界!ラッキーたちに引っ張られてこけるし、手は疲れるし、、、。」
「あら~。ごめんごめん、、、。お母ちゃん、採集しだしたら止まらへんように
なってしまうねん。悪かったわー。」娘の背中を撫ぜ撫ぜ、謝りました。
ついつい欲が出てしまう悪い癖です。
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そうそう、苗のチェックもしとかんと。
シートをちらっと開けて見てみると、かすかに芽が出ていました!
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よかったよかった。
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さっき泣いてた娘が帰り道、座り込んで小さな花を撮っています。
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「モノクロコピーで撮ってみてん。変?」
「おもしろいやん!」
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今日の晩ごはんはよもぎあんこもち。
おなかパンパンになりました。

                                        photo by kanoko

すっかり日が長くなって散歩も気持ちよくなりました。
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「お待たせ~。さあ、行こう!」
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道々、いいものがたくさん見つかります。
真ん中の娘はいつもカメラを手に散歩です。
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今年はいろんな花がいっぺんに咲いた感じ。
こぶし、桜、山つつじ。
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いつもはゴールデンウィークあたりに出てくる筍が
早々と顔出してます。
筍三昧です。
昨日は筍たっぷり肉まん。
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タラの芽発見。おいしそうですが、もっと木が大きくなったら
芽をとらせてもらおうなー。
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田んぼに到着。
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「お米の芽は出てるかな?」
シートをちらっと開けて見てみます。
「まだ何にも出てないなー。」
まだ寒いからかな、、、。
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芽が出てくるのを待ってます。
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明日はお休みの日。
田んぼの畦でヨモギ摘んで団子作りしようかー。
あんこも炊いてなー。
ヤッター!しよしよー。
あんこ好きの娘が喜んでいます。

                     photo by kanoko






デイサービスセンターに92歳の女性が新しく入ってこられました。
(今、この方の名前を思い出そうとしていますが、出てきません、、、、。
最近、記憶力がずいぶん怪しくなってきました。涙、、、。)

この方、淡々とお話される、落ち着いた方ですが、
お話聞いてるとずいぶん情熱的な方のようで、
陶芸に憧れて、いっぺん作ってみたいと思い続けておられたとのこと。
「なんでも鑑定団に出てきますやろ。陶芸作品。
あれが好きでねー。いっぺん作ってみたいと思ってました。」

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この日は蓮の葉っぱを作りました。
蓮にはおじぞうさんかカエルを乗せましょうか。

真剣に作陶されたあと、
「今日はうれしかったー!きのうの晩は寝ながら
明日は陶芸の日、どんなものを作ろうかと考え始めたら
寝られんでねー。おじぞうさんを作ったらどうかと
頭で考えてたら、ちょうどおじぞうさん作ることできてうれしかった。
それでも、もう目が見えませんやろ?思うようには作れませんわー。」

ものづくりが大好きな方で、
一人で山に入ってはつるを採ったり、
竹切ったり、木の根っこ掘ったりして、
かごや、花器や飾り物を作って楽しんでいたそうです。
「私はそんなことするのが好きでねー。
そんなことばっかりして遊んできたんですよ。
いろんなもの作っては人にあげて喜んでもらってましたよ。」

90歳を超えても続く熱意。
大正生まれの方々の馬力を感じます。

「お宅、何年これやってますの?」と聞かれて
「焼き物ですか?かれこれ20年になりますねー。」
「ほ~!すごい!それなら、これで食べていけますわなー。」
「いやいや、それがなかなか厳しいですわー。」
とかなんとか言って、
理想の陶芸の先生像を崩さないようにしました。

「陶芸に憧れとったけど、これまで手を出せんかった。
今からではもう遅いけど、今日はほんとにうれしかった。」

「今からでも遅くないですよ!
これからどんどん作ってくださいね。」

憧れの陶芸!お手伝いできてうれしいです。






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