のらちん工房 

半農半X‥できることからぼちぼちと、夫婦ふたりでやっている工房です。木製サッシを作ったり、無農薬のお米を育てたり、焼き物を作っています。「ホメオパシーセンター滋賀信楽」も併設しています。日々のことなどつづります。

<木製サッシ>
国産杉使用の二重窓(ペアガラス)のサッシです
あたたかみのある手触りの窓です
引きちがい窓、滑り出し窓、網戸など作ります
新築、改装の際はご相談ください

<無農薬のお米>
高地である信楽の山々の美しい水と愛情をいっぱいこめて
安心で美味しいお米づくりをめざしています

<陶器>
ずいぶん前からぼちぼちと夫婦の共同作業です
引き出物など承ります

<ホメオパシー療法>
「ホメオパシーセンター滋賀信楽」を併設しています
ホメオパシーとは、世界で広く使われている代替療法です
「同種療法」で自己治癒力のアップをお手伝いします
JPHMA(日本ホメオパシー医学協会)認定ホメオパス 村木奈々子

<<<お問い合わせ>>>
滋賀県甲賀市信楽町小川376
村木幹也 村木奈々子
nana.m@nike.eonet.ne.jp
TEL 090-3820-2817
090-1140-8534 (木製サッシ)

2016年06月

ハーブを楽しむ暮らし、めんどくさがりの私には縁遠いものでしたが、
きれいなもの好きの真ん中の娘がハーブにハマってくれたおかげで
家の周りにハーブが増えてきました。

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かわいい挿絵入りの女の子向けの物語で
ハーブやアロマのおはなしを読んでからハーブ好きになって
植えてみたハーブがぐんぐん育ち、
今、摘み取っています。

レモンタイム、アップルミント、カモミール、ローズマリー、、、。

ハーブの名前がこれまた乙女心をギュッと掴みます。
これも植えたい、あれも植えようといろいろ植えてみました。

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生ハーブを入れた水を冷蔵庫で冷やして作ってくれたハーブウォーター。
簡単でこんなにさわやかな味になるなんて!
乾燥したハーブをすり鉢ですって、丁寧にお湯を注いで
入れてくれたハーブティー。
これまで飲んだハーブティーの中で一番美味しかった!

緑を楽しむまんなかの娘に「KANOはきれいなものが好きなんやな~。」と言うと
末娘が「HINAはちがうもんなー。」といじけたように言います。
ハーブを入れたおかずも「これ無理!」
「全然おいしくない!」と文句を言います。

「HINAはおもしろいもん好きやんか。
吉本見てげらげら笑ってるし、おもしろい人が好みやし。」
と言うと、不思議と納得したようで機嫌も治りました、、、、。
バカボンが好きで、なぞなぞや言葉遊びが好きな末娘です。

気が合わない姉妹。
ケンカばっかりしてため息が出てきますが、
姉妹でも全然ちがうところがおもしろいなー。


ハーブ好きの娘にお誕生日プレゼントに
取っ手がハートになってる耐熱ガラスのティーポットセットを注文しました。

ハーブのある素敵な暮らしができるなんて!

サッカー観戦の次はハーブか~。
子どもにいろんな世界に連れていってもらってます。
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田植えが終わり、ほっとしたのもつかの間。

今年もこなぎの芽がわんさか出てきました、、、、。
「今年もあかんかー、、、。」
土が腐敗ではなく、発酵状態に変わったら雑草は生えないという
炭素循環農法をめざして、何も入れない米作りをしているわけですが、
そんなに簡単にはいきません。
「ほら、ウヨウヨ出てるやろ、、、、。」
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こなぎの芽の大発生にがっくりきながら
除草作業にかかってます。
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今年は竹ぼうき除草というのをしてみました。
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なんとも変な感じですが、、、。
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せっかくの日曜日にごめんなー。
無理やり駆り出される子どもたち。
昼からは池まで釣りの送迎をするという条件付きで。
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これは疲れる、、、。ため息が出てきます。
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こなぎの芽はあっというまに成長します。
次はデッキブラシの出番です。

いつの日か、雑草の生えない発酵型の田んぼになりますように、、、。

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真ん中の娘ももう12歳になりました。
「今年も誕生日会する?」
「してほしい!」

ということで、昨晩、誕生日は少し過ぎていますが
友人たちに来てもらい、祝ってもらいました。

子どもたちが小さかった頃はあちこちの家で次から次へと
誕生日会があり、しょちゅう集まっていましたが
近頃は上の子たちが大きくなったり
親が多忙になったりで
回数が減ってきましたが
こうやって、毎年みんなでお誕生日を祝いあって
ともに育ってきた子どもたちです。
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テーブルの周りにギューギューに集まってハッピーバースディ♪
たくさんの差し入れで豪華やな~。
親は後ろで立ち食べです、、、。
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平日の夜、ワイワイとにぎやかに過ぎていきました。
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夕方、ケーキの飾りにもみじいちごを取りに行きました。
さすが申年の娘。
斜面を登って、トゲのあるもみじいちごの木から
きれいなオレンジ色の実をゲット!
頼もしいな~。
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頼りになる12歳です。








機械植えが終わったので、次は補植です。
昼からお日さんが出てきたので田んぼに繰り出します。

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74歳じーさん、持続力はあいかわらず。
今ごろ、筋肉痛で苦しんでいるはず。
83歳のうちのおばあさん、今年もおおはりきり。
朝から晩まで田んぼを歩き続けても、
「どっこも痛くない。」という驚異の体力。
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友人たちも助っ人に来てくれてありがたいことです。
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疲れたら息抜き。
娘たちとホウネンエビ採り。
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見渡すと、田んぼは一面元気な緑色です。
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まだ小さくて若芽色のうちの苗も
暑さとともにぐんぐん育つはず!
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しばらくは補植と草取りで田んぼに通う日々になります。



週末は大忙しでした。
田植えと中学生の民泊受け入れが同時進行。
「中学生に田植え手伝ってもらおう!」
という期待が大きすぎたのは反省点。
でも、たっぷり楽しいときをお互いに過ごせて
またまたいい思い出ができました。

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隣町までお迎えに行き、その足でまた秋田かしわ店へ買い物に。
卵と鶏肉買って、中学生と一緒に卵焼きとから揚げ作って
田植えチームに昼ごはん届けようという計画で。

「また中学生来てくれてん。」
「おー。どこからや?」
丸鶏を氷水のバケツから取り出しながら受け答えしてくれます。

毛をむしって頭のない鶏を見せてくれながら
「血が残ってたら味が落ちるから、血抜きして冷やしてたんや。
おっちゃん、この仕事の家に生まれ育ったからなー。
この仕事さしてもらってんねん。」

包丁のはなしから砥石のはなしからひとしきりしゃべってくれて
「自分ら学校で習う勉強は分かれてバラバラで教えてもらってるけど
実は全部つながってんねん。さっきの砥石のはなしも
理科、社会、歴史、全部つながってたやろ?
パック詰めされてる鶏肉も誰かがこうやってさばいてんねん。
自分らが食べてる米もどうやってできてるか、
今から田植えして経験してきーやー。」

すばらしいレクチャーです。

「あんまり時間とったら田植えの時間なくなるから最後に1人ずつ質問あるかー?」
と中学生に問いかけると、びっくり、みんな質問するのです。

「その肉を取った後の鶏の足はどうするんですか?」

リアルな足指がついた足を見ながらの質問です。

「たまに料理のだしにするという人が持って帰る程度で
あとは処分するなー。」

「頭はどうするんですか?」

「頭も処分やなー。たまにスリランカ人が来てカレーに入れるからって
持っていくことあるけどなー。
どこかの国では頭が重宝されてるらしい。
頭を割って、スープに入れたり、カレーに入れたりして食べるらしい。
足のほうが値段が高い国もあるらしい。
文化の違いやなー。」

「どうやって殺すんですか?」

「頸動脈を切るんや。
おっちゃん、心根はやさしいねんけどなー。
怒らしたらあかんでー。」
冗談交えながら答えます。

ほんまにやさしい人しかできひん仕事やと思うでー。秋田さん。

「死んだあとでも動くんですか?」
「そうやなー。首を切っても急には神経の伝達はなくならへんから
ピクピク、バタバタしたりするなー。」

へ~、、、。

「さあ。今日のミニ講義は終わりや。田植えがんばって手伝いやー。」

ありがとう。秋田のおにーちゃん。
いつも買い物に行ってはいろんなおしゃべりして、
その博学さ、実践力、心根のやさしさ、楽しむ力に感心しています。

「おもしろいやろー。あのお兄さん。さあ、早く帰ってお昼ごはん作ろう。」

エプロン、三角巾をつけた男子中学生と
おにぎり、から揚げ、卵焼きを作って田んぼに運びました。
みんなでシートを広げて昼ごはんを食べたあと、さっそく仕事にかかります。
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初めて田んぼに裸足で入る中学生。
「なんだか気持ちいい~。」
「ヒルはいますか?」
「いるでしょー。」
「えー!!」
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泥に足を取られながらがんばってくれました。
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かっこいいお兄さんたちと遊べていいなー。
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一仕事するとみんな隣の田んぼで遊び始めました。
カエル捕まえたり、ホウネンエビ捕まえたり、、、。
イキイキと遊んでいます。
ま、手伝いはもういいか、、、。
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その後、山田牧場でソフトクリーム食べながら、牛見て、
羊にえさやって、くじゃくの羽広げたのを見て、ダチョウ見て、
イノブタを見て、なんとか先生に似てます、と笑って
バドミントンして、舞乱子乗って、ひとしき遊んで帰りました。
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夜ごはんのメインは巻きずし。
みんなで巻くのは楽しいなー。
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大阪から田植えの手伝いに来てくれたじーさんがバースディケーキを
持ってきてくれました。真ん中の娘の誕生日前夜。
みんなでハッピーバースデーの歌を歌ってくれました。

なんて楽しい民泊受け入れ。
中学生たちの個性は輝いています。
超うまいピアノ演奏を聴かせてくれた子。
団体行動が嫌いな子。
よく気が利く子。
天然な明るさを持った子。

「民泊でよかったっす。
ホテルで泊まるよりずっと!」
握手でお別れ。
バスの座席から身を乗り出して手を振ってくれます。

「あ、お母ちゃん、また涙が出る、、、。」
「泣かんでいい、泣かんでいい、、、。」
一緒に見送りに行った娘たちにたしなめられました。

大家族気分を味わえる民泊受け入れ。
ハマってます。

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