先日、デイサービスセンター陶芸教室で iemonさんに
作品をお渡しできて、ほっとしています。

ひ孫ができないのが悩みだったiemonさん。
「作り方教えてやるわけにいかんしなー。」
と言ってはったのは何年前のことだったか。

その後、次から次へとひ孫が生まれ、
お祝いの陶芸作品作りに追われてきたここ数年。
近頃はめっきり元気がなくなってきています。
以前、政治の話、原発の話で討論していたことを
懐かしく思い出します。

それでもお祝い作品作りへの情熱は変わらず、
今回は新しく生まれた男の子へ
伊吹山を眺める登山姿の男の子のレリーフが完成しました。

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「いつ焼けるんや?」「まだ焼けてないか?」

訪れるたびにiemonさんの心待ちにしている姿を見て、
「遅くなってすいませんねー。窯いっぱいにならんと
焼けへんねんわ~、、、。」と心苦しい気持ちになっていたのですが、
先日、やっと焼成し、無事にお渡しすることができました。

「持って帰ったらな、息子が自分が注文したみたいに喜んどったわ。」
満足そうなiemonさんの顔を見て、
「はぁー、よかった。間に合った、、、。」
とほっとしました。

焼けた作品を持って行ったら、
いつの間にか亡くなっておられて、
喜ぶ顔が見れなかった方たちがたくさんいます、、、。

また最近、女の子が生まれたそうで、
さっそく次の作品作りに取り組んでいるiemonさん。
次はバレリーナ人形を作ると張り切っています。
またまた難しいことを、、、、。
1本足でどうやって立たせますか?

気力振り絞って、作っておられます。