連休の日に第2段、稲刈りをしました。
農林48号です。
今年は天候や土の状態や、除草なしや獣害や、
いろんな要因で、過去最低の収穫量になりましたが、
やりきった感は過去最高かもしれません。
1枚の田んぼを全部手刈りしたのは初めての経験です。
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今年は秋雨がよく降ったので、田んぼの状態はぐちゃぐちゃです。
これはヤバイ、、、、。

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案の定、小さなコンバイン、
1周もできずに泥沼にハマってしまいました。
押したり、バックしたりしているうちにドツボに、、、。
「今日は手伝い勘弁してよー。」と言ってた受験生長男も
そうも言ってられん!と身を挺して、
コンバインの下に潜りこみ、復旧作業。
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それでもどうにもならず、結局、
「今日は全部手刈りやー!」

そんなこともあろうかと
今年は多めに助っ人を頼んでいたのでした。
はぁ~よかった、、、。

小さな男子たちをたくさん連れて、
お母ちゃんたちがやってきてくれました。
「待ってました!」
子どもたち、最初は近くの川へ遊びに行き、
次は道路に座り込んでカードゲーム。
手伝う気持ちゼロの様子。

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夕方、急にワラワラと田んぼに入ってきて、働き始めた!
裸足で泥の中を走り、手で刈った稲束を運んでくれている!
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「なんとありがたい!」
お母ちゃんたちもびっくり。
「普段は汚れるようなことはやらへんよー。めずらしい。」
「なんかいい風景やなー。」
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いつのまにか、バケツリレーが始まり、
稲束は次から次へとコンバインで脱穀されていきます。
子どもたちの動きの速いこと!

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働く子どもたちの心意気に感動しながら、
大人も泥の中、足をとられながら、
最後の力を振り絞って刈っていきます。
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田んぼ仕事は人手やなーとしみじみ思った今年の稲刈り。
気が遠くなるほどの作業でも、人手があればあっという間。
お母ちゃんたちはべらべらしゃべりながら、手刈りし、
子どもたちは泥の中、かけっこしたり、遊び感覚で手伝ってくれて、
暗くなりかけてきたら、みんな真剣。「あと少し!」
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空を見上げると美しい。夕焼け雲を眺めながら、
なんともいえない野良仕事の喜びを感じることができました。

その夜、18才、フランス帰りのFukiちゃんから電話あり、
「明日また続きやるんやったらAОと一緒に手伝いに行こかー?」と。
わーい!来てきてー。
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なぜか、田んぼ仕事に使命感を燃やしてくれてる大阪のじーさんは
今年も献身的な働きっぷり。
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「終わったー!」
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みなさん、ありがとー!!

夜、Fukiちゃんにお礼のメールをしたら、
「お役に立てて何よりです。いい体験をありがとう!!」と返事が、、。
なんという、、、、(涙)。
胸がほわーっとあったかくなりました。

「今年の農林を食べるときはちょっと気持ちがちがうやろなー。」
「ほんまやな。」

がっかりしたり、喜んだり、感謝したり、
今年は思い出深い稲刈りとなりました。