のらちん工房 

半農半X‥できることからぼちぼちと、夫婦ふたりでやっている工房です。木製サッシを作ったり、無農薬のお米を育てたり、焼き物を作っています。「ホメオパシーセンター滋賀信楽」も併設しています。日々のことなどつづります。

<木製サッシ>
国産杉使用の二重窓(ペアガラス)のサッシです
あたたかみのある手触りの窓です
引きちがい窓、滑り出し窓、網戸など作ります
新築、改装の際はご相談ください

<無農薬のお米>
高地である信楽の山々の美しい水と愛情をいっぱいこめて
安心で美味しいお米づくりをめざしています

<陶器>
ずいぶん前からぼちぼちと夫婦の共同作業です
引き出物など承ります

<ホメオパシー療法>
「ホメオパシーセンター滋賀信楽」を併設しています
ホメオパシーとは、世界で広く使われている代替療法です
「同種療法」で自己治癒力のアップをお手伝いします
JPHMA(日本ホメオパシー医学協会)認定ホメオパス 村木奈々子

<<<お問い合わせ>>>
滋賀県甲賀市信楽町小川376
村木幹也 村木奈々子
nana.m@nike.eonet.ne.jp
TEL 090-3820-2817
090-1140-8534 (木製サッシ)

カテゴリ: デイサービスセンター陶芸教室

デイサービスセンター陶芸教室の陶工、iemonさん。
また力作が完成しました。
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続々と生まれるひ孫さんのために、心をこめて作ります。
長男くんには鯉の滝登りを作りました。
長女さんには「ひな人形」を作りました。
次男くんには「金太郎と熊」がひらめきました。
いろいろと思案しながら、制作していきます。

まずは北海道おみやげの熊をおうちから持ってきて
見本にしながら、熊を作りました。

次は新聞の広告の金太郎人形の写真を切り抜いてきて、
じっと見ながら、金太郎を作りました。


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細部にもこだわります。
割りばしを削って斧の棒ができました。
おうちから、なんやかんやと持ってきて、
「これつけたらどうやろ?」と。
斧に結ぶ立派な紐も探してこられました。
きんたろさんの頭に飾る黄色い刺繍糸まで。
しばらくの間、iemonさんの頭の中にはいつもきんたろさんがいたようです。
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「はぁ~。やっとできたな~。」
最後にひ孫さんの名前を板に書いて出来上がったときは
本当にほっとした顔をしていました。
「お疲れさまでしたー。」と言うと
「ほんまに疲れたわ、、、。年とってきたらあかんなー。」

お昼ごはんの後、少し休憩して、「さあ、仕上げしよう」と立ち上がったときに
「こけそうになって、横の柱に抱きついてクルクルまわってしもてな。
柱があってよかったわ。イタタタ、、」と腕を押さえてやってきました。

何年か前に初ひ孫さんのために兜を作ったときの
iemonさんを思い出すと、
最近はやっぱり年とらはったなーと思うのですが、
「次はいつ来るんや?次はな、天女の羽衣や。」
と次回作の構想を練っておられるところを見ると、
まだまだ気は若い。
ええもん作るぞ!という気概を感じて、
さすがiemonさん!と頼もしく思いました。
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iemonさんの気力と根気の賜物です。
完成、おめでとうございます~。



何はともあれ、年内に干支の酉を焼いて、
デイサービスセンターの利用者さんにお渡ししなければ!と
必死の思いで、クリスマスの日に窯を焚きました。

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焼けた焼けた!
今回は参加焼成ではなく、還元をかけたので、
どんな色に出るか、少し心配していたのですが、
トサカの色がちゃんと赤になって焼けていたので、一安心。
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ふくろうシリーズもそれぞれいい味に焼けました。
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干支の酉は急いで窯出しして、デイサービスセンターにお届けしたので、
今頃、みなさんのおうちの玄関にでも飾ってもらっていることでしょう。
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糖尿病で一命を取りとめ、片足義足のB田さん作の酉。
ずいぶんと目も弱っているようですが、作陶はいつもやる気まんまん。
手さぐりの作り方でいつも独特の味を出しています。
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若手男性ダンディーT内さん作、酉。
珍しく器以外のものに挑戦されました。
さすが!デザイン性のあるオリジナルな酉になりました。

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酉は作りたくないと、50代女性K原さん。
溺愛している孫娘ちゃんにアンパンマンのお皿。
次回、お孫さんの反応を聞くのが楽しみです、、。
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続々と出来るF原さんのお地蔵さんたち。
亡くした息子さんを想いながら、、、。

こちらはひ孫さんのために作ったiemonさんの「金太郎と熊」。

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まだ斧を持たせたり、名前を入れたり、と細かい作業が残っていますが
とりあえず、うまいこと焼けてよかった~。
iemonさん、食事が喉を通りにくいんや、
と元気がなかったけど、年明けて、復活しはったかなー。
これ見たら、きっと元気が出るでしょう。

今年も老人の手から、どんな作品が生まれてくるのか楽しみです。






今日は窯出し。
デイサービスセンター陶芸教室の作品たち。

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何を作ったか、すっかり忘れておられる方もいれば、
焼き上がりを今か今かと心待ちにしている方もいます。
皆さんの喜ぶ顔が早くみたいです。
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「昔、うちに大きなこけし人形がありました。
思い出しながら作ってみます。」
と96歳超人Y口さん。
底がはずれるようになっていて、へそくりを入れていたそうです。
「こけしいうたら、鳴子こけしやないの~。
首を回したらきゅっきゅっと音が鳴るのよ。」
山形のお米農家生まれのM子さん。

昔話しながら作ったこけし。

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狸作った。まねき猫作った。次はふくろうでしょ。いろんなふくろうできました。
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「もう何にも作るもんあらへんねやけど。
昔からある皿もコップもようけ捨てたし。」
ディサービスセンター陶芸教室の一番古株のI川さん。90歳?
「今日は体がえらいねん。」
と言いながらも、せっかくやから、と机を前にして座って
エプロンつけて、自分に必要なものを吟味して作られます。
「もうごはんがちょこっとしか食べられへんねわー。
小さなごはん茶碗にふたがついたのをこしらえるわ。
それにごはん入れといてチンしたらいいように。
手が言うこときかへんから、ラップがうまいこと切れへんでなー。」
1人暮らしのI川さん。
「さみしいことはあらへんねんけど、、、。」と。
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お花が好きで、植物を大事に育てて、季節の美しい花を持ってきてくれます。
珍しい白い紫蘭を株分けしてもらい、うちにも植えました。
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93歳F原さんのお地蔵さんシリーズ。
第一弾が焼けました。
「先生の娘さんに手伝うてもろて、ええのができましたわ。
ちょっと耳が大きいけれども、、。」
夏休みに娘がお手伝いし、初めて作ったお地蔵さんです。
F原さん、お待たせしました!

次回の陶芸教室はまだまだ先。
明日にでも持って行こうかなー。







デイサービスセンター陶芸教室、干支作りの季節です。
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「こんなにみんなが作ったら、信楽の酉が売れへんでー。」
「私は羊と猿作ったから、酉作ったら3回目の干支作りや。
昨日の夜は酉をどうして作ったらいいのか考えてたら
寝られへんかったわ。足はどうしてつけるんやろうとか、、、。」

「かんたん簡単。足なしやもん。座って卵温めてはるということで、、。」
「ほんまやなー。もうできた。うれしいうれしい。」

それぞれの酉を作ってもらいました。
意思力の強い93歳F原さんは
「干支は家にもうなんぼでもあるから作りませんわ。」
と言って、「どうせ嫁さんは使ってはくれんけれども
お皿でも作りますわ。」と。

お皿を作ってしばらくしたら、
「こんな小さいもん、作ったら迷惑じゃなかろうか?」
とお地蔵さんを作り始めます。
「私はこういうもんが作りたくて仕方がないんじゃ。
かわいい顔にしたいんじゃけど、かわいくならん。
あの子はもっとかわいい顔しとった。
小さいうちに亡くなってしまったあの子は、、。」
と話し始めます。
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親戚が結核にかかっていて、そこに遊びに行かせて
結核がうつってしまった。
他の子は誰もうつらんかったのに、なぜかうちの子だけがうつった。
早くに亡くなってしまう子ほど、賢くてやさしい。
知り合いのおじいさんが首吊自殺をしようとしたときも
「おじいさんが死ぬんじゃったら、僕も死ぬ。」というやさしい子じゃった。
食べ物を食べさせたら死ぬ、と言われて、食べささんかったら、
「みかんがどうしても食べたい。」と言うてみかん食べてから
「もうこれ以上、何にもいらん。」と言うて死んでいった。

あの子がまだかわゆうてかわゆうて、、、、。
こんなもんばっかり作りたくなるんじゃ、、、。

話を聞きながら、一緒に泣きました。
できたお地蔵さんは悲しい顔に見えました。

F原さんのとなりでは、満州生まれのKさんが話を聞いてるやら
聞いてないやら、知らん顔。

Kさんも大人になってから娘さんを亡くされています。

「どうやって悲しみを乗り越えたんですか?」と聞いたことがあります。

「死んでしまったもんはどうしようもない。
こっちがいくら悲しんだり、嘆いたりしたって、生き返らへん。
そりゃ、泣いてどうにかなるもんやったら、泣くけど。
あの子にはあの子の考えがあったんやろ。
最後にお父ちゃんはいい人やったねって。」

ヒョウ柄のコート着て、一風変わったおしゃれをして
飄々とマイペースに過ごされているKさん。

長いこと生きてきた方たちのそれぞれの生き方、個性を感じます。

F原さんのお地蔵さんたち、今、窯で焼いています。







デイサービスセンター陶芸教室。
お雛さまが完成したので、
次は「金太郎と熊」を製作中のiemonさん。
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おうちから持ってきた北海道名物の熊の置き物を見本に
作っていきます。
熊の出来栄えはなかなかのものです。
T内さんもしきりに感心しています。
「この背中のラインなんてなかなか出せませんよ。
見本よりこっちの方が熊らしさが出てますよ。」
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はじめの計画では金太郎を熊の背中に乗せるつもりで
作り始めましたが、T内さんがしきりに
「もったいないですよ。せっかくの熊の背中が、、。」
というので、あとから、金太郎は
熊の手前に立たせることになり、再度作り直しをされました。

3人目のひ孫さんが生まれて、お祝いに作っている金太郎です。
昼食後、いつも椅子にもたれて一寝入りされているiemonさんが
力を振り絞って、眠気を振り払って、粘土の前に座られます。

最近は粘土を前にして、「ちょっと寝かせてくださいよ。」と言うことも、、。

老人のみなさんには粘土を触ること自体がけっこう重労働です。

先日の陶芸教室では2人の女性の方が手にギブス!
いつのまにか骨折していたとか、、。

作業はできないけど見せてもらお、と机の周りに座ってくれています。
「昔はこんなことするひまもなかった。商売してたからほんまに忙しかった。」
「商売始めるって勇気がいるでしょうねー。」
と返すと、その横でもう1人のギブスの女性が
「そやけど商売はなかなかおもしろいですよ。」と。
駅のすぐそばで食堂をしていたというI上さん。

「商売してたらいろんな人と話できるでしょ。
うどんやどんぶり作って、お客さんと話しするのが楽しかった。」

戦時中には京都からコメや野菜を買い付けにくる女のひとがいっぱいだったそうです。
「買い付け列車というて、物のない時代やから、みんな必死ですよ。
検問があったからせっかく買った米を取り上げられてねー。
取り上げられんようにみんな着物の下に巻き付けたりしてたわなー。
いわゆるヤミ米や。」

「帰りも駅についたら検問が待ってるから、線路の前に人を待たせておいて
電車の窓から荷物放り投げたりしてなー。みんな必死やった。」

「そんな買い付けの人らも食堂に食べに来てくれてはった。」

滋賀は近江商人の土地。
デイサービスセンターのあるあたりは大きな商店街が栄えていた場所です。
戦時中でもせっせと農作物作って、商売をしていた様子が目に浮かびます。

「はぁ~。大変な時代でしたねー。」というと
2人が声をそろえて「それでも楽しかったですよ。あの頃は。」と。

厳しい時代を懸命に駆け抜けてきた力強さを感じます。
お二人の昔ばなしを聞きながら、
まるで朝ドラでも見ているような気分になりました。

買い付け列車の風景が目に浮かんできます。

昔ばなしを聞く楽しみもある、
デイサービスセンター陶芸教室です。









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